雪を好きになれる方法ありませんか

先週、まだ11月なのに雪が降った。福島に来てもうすぐ3回目の冬。去年の初雪はもっと遅かったような気がする。

10314004_10205470918601589_84778042135202020_nここ中通り地方は、南会津のような豪雪地帯の比ではないが、それなりに降るので除雪グッズは必需品だ。スコップ、長靴はマスト。それから、車に積もった雪をおとす専用の道具(スノーブラシというベタな名称)も、こちらにきて初めて見たが、安いわりにけっこう優れものである。

実は2014年1月に福島に来た当初、どうせ短期滞在だから、こうしたグッズをそろえるのはもったいないと思って、チリトリとぞうきんでしのぐ予定だった。そこへ、覚えてますか?あの2月のドカ雪。東京でも2週連続かなり積もったらしいが、中通りも平地で腰の高さの積雪は30年ぶりとかで、除雪車は遅いし、あっちこっちでたいへんなことになった。当然、我が家も我が車も、チリトリとぞうきんでは太刀打ちできず、他人様のお世話になったのでした。(写真はほぼカマクラ状態のしんじ君1号)DSC_0527

あれから1年9か月。雪雲というのも見てわかるようになってきた。昨日も山のほうには雪雲がかかって(下の写真)、ウィンタースポーツをする人なら、シッポわぐわぐの季節の始まりだ。

でも私は、寒いのも日が短いのも雪道の運転も大嫌い。同じ地方暮らしでもホントはもっと暖かいところがよかったんだけど、実は日本列島けっこう南のほうまで雪降るんだよね。ぜったいに雪が嫌なら沖縄移住か、でなければやっぱり関東平野にとどまるのが無難かも。近いうち、集合住宅を卒業して一軒家志望ではあるが、去年の2月みたいに積もったら雪かきは大変だろうなあ。年とったらそれこそ一人じゃ無理だ。草むしりも雪かきも、ぜんぶ一人でできるかどうか、やはり買う前にまずは賃貸からお試し、すべきであろう。

とはいえ、こちらにいる間はなんとか冬を積極的に楽しめるよう、今年はスノーシューイングにデビューしたいのだけど、できるかな?

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あなたはお医者さんを信じますか

先週の話。脚の筋肉をいためて、寝られないほど痛くなってしまったので、医者にいった。これまで大した病気もケガもしたことなく、めったにお医者さんの世話にならないのが自慢であった。が、あんまり痛い場合はしかたない。

イナカにいくと病院のチョイスは限られる、と思うかもしれないが、ちょいイナカのこの辺では、ふつうの町医者ならどの診療科もそれなりの数ちゃんとある。今回はネットで調べた近所の整形外科にいったら、その場でMRI検査までできたのでけっこう感心した。入院や手術までできる病院、いわゆる二次医療機関も、車で10分圏内にいくつかある。実はこちらに来て初めて一次医療圏、二次医療圏という言葉を知ったのだが、イナカ度合によっては、この二次医療機関まで1時間以上というところはあるだろうね。

DSC_1528原発事故で国の避難指示が出てる地域の住民は、指示が解除されたら帰るかどうかという質問に対し、「近くに医療機関がないと不安で帰れない」という。若い人にはピンとこないかもしれないが、五十の声を聴くころになると、健康なつもりでも少しずつ身体が変調してきて、お医者さんはじわじわとありがたい存在になってくるのだ。もっと歳を重ねて多少やっかいな病気にかかる率も高くなれば、「大きな病院」が近くにあるに越したことはない。

世の中には、西洋医学を否定して自然療法とか代替医療をアツくお勧めする人たちもいる。ことガンに関しては、外来でなく自分の細胞が変化したものだから、食べ物(あるいは絶食)で治せるのは理論としては理解できる。私もどちらかといえば西洋医学を否定する、というより「限界を感じる派」だが、本当に痛い苦しいとなると、やっぱり薬や外科治療に頼るような気がする。この春、母が大病して非常に苦しみ、4か月半も病院のお世話になったが、何本ものチューブを身体に突っ込んで、あの瀕死の状態から生還させてくれた西洋医学は、結果としてはまったくスゴイものだと言わざるを得ない。

チューブを突っ込んで助けてくれるような医者がいない本当の「イナカ」に暮らすなら、食養生と薬草のお手当をマスターするのはもちろん、身体の痛み苦しみを超越できる精神修養が必要なんだな、と思う今日この頃である。

それにしても、お薬ちょっと出しすぎじゃないかなあ…たしかにかなり痛かったのだけど…(写真は処方された1週間分のお薬。飲んで貼っておかげさまで無事治りました。ありがたいけど使い残しがたっぷり)

虫好きのあなたへ

イナカ暮らしは「虫との闘い」を免れない。と聞いていたし、その覚悟でいた。

以前東京でマンションの1階に住んでいたとき、猫の額ほどの芝生庭があって、隣に少し木も生えていたせいか、夏の蚊には悩まされた。台所にあまり食べ物はなかったのだが、おそらく外から進入してきたのだろう、ゴキちゃんもひと夏に1~2回は見かけた。

DSC_0946いま住んでいる二本松のアパートも1階(ちなみにこのあたりの建物で3階以上はほとんどない)。となりは田んぼ。住み始めたのは極寒の2月だったから猶予はあったが、春になったら何が出るんだろうとおっかなびっくり。職場のみなさんからも、「白い洗濯物を干しておくと〇〇がびっしり」とか「サッシの窓に〇〇がいっぱい」とかかなり脅され、昨年はしっかり心の準備を整えて1回目の夏を迎えた。

ところがシーズン終わってみれば、なんとゴキはもちろん、蚊すら全く見かけなかったのである。網戸に小さな羽虫がポツポツくっついていたり、大きめのカトンボみたいのが玄関先に陣取っていたことはあったが、それ以外はなんだか拍子抜けするくらいバグフリー。そして今年の夏も、やっぱり一度も蚊には刺されなかった。「もしかして放射能で生態系に異変?」という方向で考える人も中にはいるかもしれないが、おそらくこれは単純に、「近くに淀んだ水たまりがない」ということなんだろう。田んぼの水は実はきれいなのだ(当たり前だが)。

そのかわりと言ってはなんだが、散歩で道を歩いているといろいろな生物のご遺体を見かける。親指ほどの毛虫、ミミズ、カエルはもちろん、ヘビもけっこう犠牲になっている。最初はドッキリしたがだいぶ慣れた。(写真は昨夏の散歩の途中に見かけた美しいクモ。ご遺体ではなく見事な巣にお住まい中。…あ、クモは虫じゃないけど)

でも、平地の紅葉もそろそろおしまい。夜の気温が一ケタになってくると、もう虫も爬虫類も活動休止の季節だ。冬が始まる。

イナカの嫌煙はつらいよ

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先週の金曜は職場の飲み会だった。人の車に乗せてもらったので、久しぶりにおいしくお酒が飲めた。それもうれしかったが、なにが良かったってスモーカーがいなかったこと。

こちらの男性はけっこうみんな煙草を吸う。さすがにオフィスは全面禁煙だが、外階段の踊り場が喫煙場所になっていて、扉があくだけで匂いがする。別にそれはいいのだが、飲み会の席でプカプカ始まると本当につらい。仕方ないので、相手が上司であろうと年長者であろうと、あからさまにおしぼりで鼻を覆ったりメニューでパタパタやったりして、さぞや「失礼な女」になってると思うが背に腹は代えられぬ。町の行事で男性(特に年配者)がたくさん集まるときも、大部分がスモーカーと見受けられる。こりゃぜったい東京より喫煙率高いよな、と思っていたが、この際調べてみた。2010年の国民生活基礎調査によると、男性の喫煙率の全国平均は42.5%。最高は秋田の49.9%、最低は東京の36.6 %、わが福島は第3位の48.5 %。やっぱり私の体感は正しかった。2001年は56.5%だったというから、これでも減ったんである。ちなみに、東北6県はぜんぶ平均より高い。

喫煙率自体もそうだが、おそらく「非喫煙者への配慮」みたいなことを考えるカルチャーがまだ発展途上なんだろうなと思う。もっとも東京だって、私が子供のころは「喫煙マナー」だの「分煙」だの、そんなコンセプトは存在しなかった。父は家の中でも車の中でも、子供の前だろうが平気でチェーンスモークしていたのを思い出す。もう10年近く前になるが、私が当時の勤め先を辞めるとき、銀座あたりで送別会をしてくれるというので「全面禁煙」をリクエストした。快く聞き入れてもらった、と思ったのだが、男性陣から大ブーイングだったと後から聞かされた。そして30年前は私自身がスモーカーだったんだなあ、そういえば。いろんな意味でごめんなさいm(__)m

今週の金曜も飲み会だ~

ちょいイナカ暮らしの食費公開

11月11日は、中国では「独身の日」だとか。アリババが「小皇帝世代」を狙って通販バーゲンセールをやって、1日で1.7兆円も売り上げたんだそうだ。「小皇帝世代」って、一人っ子政策の文字通り申し子なんだね。いま20代~30代前半で、いわゆる独身貴族。彼らの爆買いによる国内消費の伸びが、成長が鈍化してきた中国経済を支えてるんだそうです。日本も単身世帯は増えてるし、おひとりさまを意識したサービスは各方面で拡大してる感じはするけど、これほどの勢いはないよねえ。同じおひとりさまの増加でも、小皇帝と独居老人の違いかしら?それも大いにありそうだが、たぶんそれだけでなく、「モノやサービスを買う」という行為に対する価値観の差もあるように思う。この1日で売れた何億個もの商品、ゴミになるまでの寿命はどのくらいなんだろう。

一人暮らしを一度始めてしまえば、食料と日用の消耗品以外そう頻繁に「買わなければならない」モノって、実はほとんどない。私の場合その食費も、イナカ暮らしで外食・中食が減り、人さまにいただく食べ物の量が増えたおかげでずいぶん減った…はずだと思って、この機会に地方暮らしbefore/afterの毎月の食費を比較してみた(家計簿って大事)。

2003年平均8.6万円ー>2007年平均7.8万円ー>2011年平均7.0万円ー>(福島暮らし開始)2014年平均5.7万円ー>そして今年はここまで平均5.2万円。…高い?安い?

移住のずいぶん前から、年を追うごとに食べる質量とも漸減傾向だったことが判明したが(てか30代はどんだけ食べてたんだか)、before/afterではざっと2~3割減である。これでもまだ4人家族とかの1人分よりは高いんだろうが、食べなくてもいい嗜好品をやめればさらに減らせるはずだ。ただし、その分ガス代が高かったり自動車にお金がかかるので、(家賃という固定費を除き)差し引きではなーんだ大した支出減にならないじゃん、というのがちょいイナカ暮らしの真実なのでした。