花と緑のある暮らし(田舎の場合)

田んぼに囲まれた二本松のアパートから、福島駅近くマンションに引っ越して、新幹線に乗るのは便利になったが、農産物直売所は少し遠くなった。駅前や国道沿いの大きなスーパーで日用品の買い物をするついでに、野菜や果物も買ってしまうことが多くなったが、なるべく月に2回くらいは車で20分ほどの産直へ買い出しにいくようにしている。野菜も果物も新鮮で量が多くて安くていまだに感動するが、これに慣れている人にとってはスーパーの野菜の値段が信じられないだろう。

原発事故の避難地域では、産直以前に家で食べる分の野菜くらい自分たちで作っている人が多かったから、田畑をなくし、なんでもスーパーで買わざるを得ない状況に置かれて、心身ともにさぞやストレスフルだろうなと思う。

一方、おひとりさまにとっては量的にはむしろスーパー野菜のほうが合理的だったりするのだが、私の場合なんとなく「地方暮らしの良さ=安くて新鮮な産直野菜」みたいな公式が頭にあって、「産直へのあこがれ」は容易に消えそうにない。

そして、この産直には切り花も豊富に売っている。花も、考えてみればあたりまえだが農産物の一種なのだ。東京暮らしの頃は、客がくるわけでもないのに自宅に飾る花を買う、というのは心にも財布にも余裕が必要な行為だったが、こちらでは200300円で小さな花瓶2つ分くらいの季節の花が買える。もちろん、おしゃれなアレンジメントではなく素朴な単品売り、もしくはいかにも「ご自宅用」のアソートなので、飾るほうのセンスが試される。が、そこはまだ発展途上である。

こうして気軽に花を買えるようになったのに加え、たまに花を頂くこともあるし(そこに特別なメッセージはなく、あくまで農産物のおすそ分けなどとして)、自然ゆたかな二本松に住んでいたときは、散歩中に花を摘むこともできた。ということで、我が家はわりと「花のある暮らし」になっている。

DSC_0318

いや、飾るのは花だけではない。先日は友人のSさんの家で「夏野菜の収穫体験」をさせてもらい、抱え切れないくらいの野菜を頂戴したのだが、青々した立派なセロリの葉は、花瓶に挿してしばらく観葉植物として楽しませてもらった。「セロリを飾る」なんて農家の人は考えたこともないらしいが、都会人の意外な発想、いい刺激になれば幸いである(笑)。

(写真は、野菜収穫させてもらった友人宅のお庭というか畑。観葉セロリの写真は撮るのを忘れました)

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