一割のぼやき

このブログは「東京→福島移住日記」なので、基本的には福島での生活のこと、「おひとりさまの楽しい地方暮らし」ネタを書いてるつもりである。実際、いまの生活の9割方はストレスフリーで文字通り楽しいことばかりなのだが、残り1割はそうもいかない。

それはやはり年老いていく親のこと。

お盆も東京の実家に帰っていた。父が先月から入院中。母も昨年の大病から回復しきっておらず、一人で外出もできない。ふだんは公的サービスも使いながら弟がいろいろ面倒を見てくれているが、たまの休みには一人で好き勝手している姉が交代してやらないと罰が当たる。

なわけで、いつもは週末の1泊2日のところ、今回は45日で孝行に努めた。

目的は親孝行でも、東京に帰ったら必ずやるのは、友達に会うことだ。やはり50年近く東京で暮らしてきた間に築いた友人関係は、福島でこの2年余りの間に新しく作った関係よりも、まだ何倍も深くて大きい。

この東京の友人たちは、だいたい同年代である。類は友を呼ぶというのか同類相哀れむ??というのか、仲良しの中には気軽に誘えるおひとりさまが多いが、家族持ちでも子育てが終わって一緒に夜遊びができるようになってきたのが、ここ10年くらいだろうか。でも最近は、誰と会っても話題は圧倒的に親の病気と介護である。

今回は、前々職で一緒だった友人Oさんと半年ぶりに会った。自身の親御さんの入院に加え、だんなさんのご実家が4月の熊本地震で被災されたという。義理のご両親もそれなりにご高齢だから、避難生活は大変だ。東京からそうそう頻繁に行かれる距離ではないが、支援のため数回往復したという。聞けば、航空料金にはいまどき「介護帰省割引」というのがあるが、大して安くならないらしい。おまけにペットまで病気になって手術をしたそうで、「もうたいへん」と言っていた。おカネの問題も含めて、本当に、いろんな意味で大変だよね。

Oさんのように「親が地方、子供が東京」でも、私のように「親が東京、子供が地方」でも、基本的に問題は同じだ。「遠距離介護」でググれば、お役立ち情報がたくさん出てくることも最近知った。ま、東京ー福島は遠距離のうちに入らないかもしれないが。

「遠距離介護日記」ではなく「地方移住日記」という立場で言えば、私の場合、まだ親が元気なうちに地方移住を敢行しておいて良かったとは思う。私が福島を選んだのは第一には仕事があったからだが、こうして親に倒れられてみると、新幹線を使えば日帰りも可能な距離でよかったとつくづく感じる。実際、飛行機でしか行けないところへ移住した友人Mさんは、親御さんが倒れて、結局ご実家の沿線の関東圏に戻ってきた。

このさき私も、自分の都合と親の状態を折り合わせながら、どこに住むことになるかわからない。おそらく二か所居住みたいなことになるんだろう。考えてみれば、遠かろうが近かろうが住む場所を変えたら「移住」である。どんな移住でも楽しめるような、心の持ち方をしたいものである。

それにしても、東京→地方移住を推進するなら、飛行機や新幹線、高速道路の介護帰省割引の充実は必須のような気がするが…

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