だから私は動いていたい

年末年始は川崎の実家とその周辺で過ごした。

DSC_0857福島に移り住んでから帰京はおおむね月に1度、週末の2日間だったが、今回は半分フリーランスの「特典」も利用し、10日間の長期滞在。その間、実家の掃除と洗い物をしていない時間は、高校・大学・前々職・前々々職の友人たちと食べまくり、しゃべりまくった。合計およそ15時間のトークのうち、10時間以上は親の病気と介護の話だったと思う。そういう年齢だから仕方ないが、同じおひとりさま同士でも色恋の話がひとつも出ないのは、いかがなものだろうね(笑)

最後の方の1日は、掃除と洗い物と老親の相手、おしゃべりにも少々疲れたこともあり、品川駅近くの老舗ホテルに1泊した。いわゆる自分にご褒美ってやつですか。

いま東京はホテルラッシュということで、高層ビルの上階にモダンでおしゃれなホテルがたくさんできているが、私はやっぱり庭園のある老舗が好きだ。大した広さでなくても、都会の真ん中に土と木と水の空間があるのは、星の数など無関係のゼイタクだと思う。

DSC_0865とはいえ、私とあまり年齢の変わらないようなホテルは、生き残りのために設備更新が欠かせない。私が泊まったホテルも一昨年、約1年も営業を中断してリノベーションしたんだそうだ。改装して内装はモダンでおしゃれになっても、天井高と水回りにはどうしても年齢が露呈してしまうけれど、それもかえって懐かしい感じでいい。

一泊した翌朝は、ホテルから徒歩10分ほどの、以前住んでいたマンションの近辺を散策。この辺りには4年ほど前まで暮らしていたが、少し見ないうちに名前が変わったり営業をやめたり、あるいは新しくオープンしたりという店が結構あった。まったく東京の新陳代謝はすごい。個々の店レベルではいろいろ悲しい事情もあるのだろうが、東京が全体としてエネルギーを保っているとしたら、それは紛れもなくこの新陳代謝のおかげだ。

人間は新陳代謝が止まったら「死」だけれど、人間の集まりである町も同じだと思う。もちろん、どんどんビルを建て替えるのがいいとは思わないが、ハードよりもむしろソフト面で、定期的に古いものが新しいものにリプレイスされていくのは自然なことであり必要なことでもある。お気に入りの店がなくなったことを嘆くより、新しい店ができたことを楽しみたい。変化に対応するのはしんどいけれども、消えていくものにしがみついていたら後からもっとしんどくなるだろう。老舗でも絶えずリノベーションをしていれば健康寿命は延びるのだ。(被災地の復興プロセスを見ていても考えさせられる)

人間、歳をとればなおさら変化よりも現状維持が望ましくなるが、たいてい病気という望まない変化が訪れてしまう。両親にも一昨年からその大きな変化が来た。本人も家族もそれに向き合って対処していくうちに、気の持ち方や考え方のほうが変わってくる。いわばこころの新陳代謝かも…(福島生活とは無関係の記事が続いていますが、次回から戻ります。たぶん)

写真は、連れていってもらった渋谷のカフェと泊まったホテルの庭。


移住生活 ブログランキングへ

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

w

%s と連携中