おかえり、荒川へ

前回ブログ書いてから3週間余り。この間にずいぶんと季節が進んでしまった。マンションから見える吾妻連峰にはもう連日のように雪雲がかかり、会津や喜多方では今日あたり雪が積もるのかもしれない。

一昨日、久しぶりに近所の荒川土手を散歩していたら、いつになくカラスをたくさん見かけた。もちろん町中にはカラスもハトもスズメも普通にいるのだが、河川敷で見るといったら大抵カモかシラサギだ。なのに、この日は川の中州にまで黒いのが数羽陣どっているので、近づいてよく見てみると…

DSC_2461は?もしかして鮭か?水の中にはたしかに鮭っぽい大きさの魚が、流れに逆らって泳いでいるのが見える。カラスたちは力尽きたのを狙って中州に引き上げ、ついばんでいたのだ。

福島市街に越してきてから2回目の秋だが、昨年はこの光景を見かけた記憶がない。もう寒いから土手の散歩はしてなかったのかもしれないが、こんなところにも毎年鮭がのぼってくるんだろうか?と思って調べると、ここ十数年、ちゃんと稚魚を放流しているんだそうである。今年帰ってきたのは4年前に放流された子たちなんだな。しかしまあ、よく覚えているものだ。いったいここまで何キロ泳いできたんだろう。

google mapという便利なツールのおかげで、それもすぐわかる。この荒川は私のマンションのすぐ近くで阿武隈川と合流、そのまま北へ流れて宮城県の亘理町で海に注ぐのだが、河口から福島市内まで距離にして80キロはくだらない。まったく、お疲れさまである。(下の写真は阿武隈川。こちらも我が家から徒歩20分ほどで河畔の散歩道に出られる。が、この時期はなんとも寒々しい)

DSC_2462

福島市はそれだけ内陸ではあるが、すでに川幅はそこそこ広い。産卵するにはおそらくもっと山の方まで泳がないといけないと思うが、いったい何匹がたどり着けるんだろうな。カラスの眼下で懸命にちゃぷちゃぷやっているやつへ、もう少しだ、がんばれーと声をかけてみたが聞こえたかどうか。

ちなみに、私が3月まで手伝っていた浪江町の請戸川では、この時期、鮭漁が盛んだったそうだ。こうやってのぼって来た魚を簗(やな)で待ち構え、脇の水路へ追い込んだり、網を回して引き上げる。簗の移置は河口にほど近いので、鮭たちはまだまだ元気。勢いよくあばれる鮭の頭をこん棒で殴って獲るという話を聞いたときは、ずいぶん残酷だなぁと思ったが、どんな漁(猟)でも生きものを殺めるのは同じである。鮭まつりというのがあって、大勢の観光客が訪れる地元の秋の風物詩だったのが、いまは原発事故のせいで休止しているという。復活したら見てみたいものだ。荒川の、カラスによる鮭漁ショーよりは見ごたえあるはずだもんね。w

さて、久々にイクラ丼でも食べたいかな。


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