町並みというもの

久しぶりに気仙沼に出張した。4回目だ。ここは宮城県の最北端にあって、岩手県にめり込むような格好になっている。今の仕事がなかったら、おそらく一生岩手県と勘違いしていたかもしれない。

仕事のおかげで気仙沼市と石巻市にはこうして数回ずつ訪れる機会に恵まれ、この夏はさらにその北部の岩手県釜石市にも初めて行く機会をもらった。そのたびに現地のおいしいものを食べ、役得を堪能している。

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▲2年前のクリスマスに初めて訪れたときの気仙沼▲

さて、この釜石と気仙沼と石巻、人口が多い順に並べるとどうなるかご存知ですかな?

気仙沼が岩手県の一部だと思っていた頃の自分であれば、おそらく釜石が一番大きいと答えたような気がする。新日鉄の城下町のイメージがあるからか。実際、関東の友達二人にこの質問をしてみたら、二人とも釜石と答えた。

答えは、釜石の人口3万人台、気仙沼6万人台、石巻14万人台で、石巻がダントツに大きい。ちなみに、我が福島市の人口は29万人で石巻の倍。その前に住んでいた福島県二本松市は5万人台で、気仙沼といい勝負だ。

東京にいた頃は考えたこともなかったが、地方に住み、観光地でない地方を仕事で訪ねるようになって、このぐらいの人口規模なら街の感じは大体こういう感じ、という自分なりのイメージができつつある。スーパーの数とか、病院の大きさとか、コンビニの間隔とか。もちろん地理的その他の条件によっても違うのだけれど、なんとなく公式はある気がする。

そして、何の統計的裏付けもない私の勝手な公式によると、専業化した飲食店が出現するのはおおよそ人口15万からだ(ほんとかよ)。それ以下の場合、ラーメン店を除けば大抵なんでもアリのお好み食堂風業態がほとんど。そうでなければ生き残れないのだろう。

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▲福島市街に最近オープンしたインドネシア料理専門店。どうか繁盛してください▲

特にカタカナ名のレストランにはその傾向が顕著である。気仙沼で夕飯を食べた店も、パスタありピザありカレーライスあり、さらに海鮮丼やラーメンまであった。考えてみればすごい厨房だなと思う。(追記:その一方、道の駅の冷蔵ケースで何気なく売られていたのはイクラたっぷりのはらこ飯、500円也。なんと贅沢)

その気仙沼はまだまだ絶賛工事中だった。いまだに道路の位置も頻繁に変わるそうだ。2年前は数か所あった仮設商店街はすべてなくなり、代わりにおしゃれな商業施設がオープンしていた。一帯5メートルのかさ上げ後に新築されたホテルの窓からは、朝7時からダンプが作業を始めるのが見えた。その周りもオープンしたての市営住宅、真新しいドラッグストアとコンビニ。こうして町並みはどこも同じようなものに均一化していくのだろう。

それに一抹の寂しさなど覚えるのは、部外者の身勝手以外の何物でもないけれど。


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